わが家は中学受験を意識し始めた頃はまだ、神奈川の私立中学校の事を全く知りませんでした。
その状態からまず中学校を知り、最終的にどうやって志望校、受験校を決めたのかをご紹介します。
Contents
日能研「私学のナカミを知る会」に参加
日能研に通いはじめて、配られる資料等からなんとなく学校名を知りました。
保護者会や説明会の先生からのお話でいくつかの学校名を耳にし、自分でホームページ等をみるようになりました。
その後、日能研の校舎で行われる「私学のナカミを知る会」に参加しました。
「私学のナカミを知る会」は、学校別の説明会で、日能研の校舎に各学校の先生が来てお話してくれます。
学校の様子がわかる映像もみせてくれました。
どの学校の先生方もとても熱心です。
自分の希望学校を申し込みできるので、気になる学校を知るいい機会です。
浅野中に参加した時、説明に来られた先生が、
「浅野中は塾に行かなくても大丈夫です、ちゃんと面倒みます」
と言われたことがとても印象的でした。
安心して子どもを預けられる気がしました。
子どもは、日能研で先生から学校の話を聞いたり、塾の友達の志望校を聞いたり、塾の廊下の壁に貼ってある学校紹介のような紙を見て学校を知りました。
神奈川全私立中学相談会
4月にパシフィコ横浜で行われた、神奈川全私立中学相談会に行ったこともあります。
各学校のブースでは、個別に先生とお話することができました。
学校によっては、生徒さんも一緒に参加されていて、先生だけではなく実際の学校生活を生徒さんに直接質問することもできました。
順番待ちの列ができている学校もありました。
どの学校も話しやすくて、親しみがもてて、お尋ねしやすかったです。
その他、学校のパンフレットをもらえたり、制服が飾ってあったり、各学校の紹介映像を流してあったり、ステージイベントもありました。
この神奈川全私立中学相談会のいいところは、同じ日に色々な学校の情報を集めることができて、各学校の先生方と直接お話できることだと思います。
わが家は相談会の開場前に到着しましたが、すでに行列ができていました。
気になった中学校の文化祭に行ってみる
小4の塾の面談時に、志望校を聞かれました。
まだ何も考えていないことを話すと、成績からおすすめの学校を教えてもらいました。
そしてなるべく早めに学校見学をするよう言われました。
しかし、その時にはすでにその年の文化祭は終わっていたので、小5の時初めて文化祭に行きました。
うちは、栄光学園中学校、浅野中学校、サレジオ学院中学校、逗子開成中学校の4校の文化祭に家族で行きました。
文化祭は、お客さんとして参加できるし、学校内を色々みてまわることができます。
その学校の生徒さんとも接するので、学校の雰囲気がとても感じ取りやすかったです。
各中学校で子どもの写真を撮りました。
校舎の前で、その学校がわかるように撮った写真は、帰宅後プリントアウトし、子どもの部屋のよく見えるところに貼りました。
今、何のために勉強しているのか、合格後に自分が通うイメージをもたせたかったからです。
中学校見学をしてみた感想
子どもは、きれいな学校だ、これが食べたい、このクイズがしたいなど、それぞれの文化祭を楽しんでいました。
部活動では、逗子開成中学校のヨット部に興味をもった感じはありました。
ヨットの製作場から、そのまま道路下のトンネルへとつながっていて、出口には逗子海岸が広がっていて、とても素敵な光景でした。
文化祭には、その学校ならではの文房具や学校印のある和菓子などがあります。
鉛筆やシャーペンなど受験勉強に使えそうな文房具を選び、饅頭やどら焼きなど学校独自の和菓子を買いに並びました。
それらを購入することで、子どもの気分も盛り上がりました。
学校見学をする際、注意したことは、家からの距離感です。
見学したどの学校も、通学するとなった時を想定しました。
人によって感覚は違うので、実際に自分達で最寄り駅を見たり、学校までの道を歩いたりするのは大事なことだと思いました。
受験校は志望校のみに
おおまかな志望校は、学校見学をする時(小5の時)に決めていました。
受験するなら、栄光学園中学校、浅野中学校、サレジオ学院中学校、逗子開成中学校の4校が候補でした。
学校見学をすると、どの学校もそれぞれ特色があり、素敵な学校だと思いました。
サレジオ学院中学校は、残念ながらわが家からは通いにくいとわかり、通学の面で不便だったため候補から外しました。
わが家は、受験する学校は志望校のみにしました。
必要以上に受験校を広げませんでした。
なので、併願校対策を確実にやっていくことにしました。
栄光・浅野・逗子開成の3校しか受験する予定はなかったけれど、もしも1日の逗子開成が不合格になった時は、逗子開成の2次を受験したと思います。
過去問を何年分も解いていく中で、逗子開成は合格への手応えが掴めてきていると思えました。
しっかり準備できたのだと思います。
2月1日午後の鎌倉学園算数選抜の受験を塾から勧めらましたが、受験しませんでした。
得意な算数だけで受験できますが、栄光と浅野が翌日翌々日に控えているため、無理はせず1日1校の試験に専念しました。
受験当日の朝は早いですし、試験でかなり疲れると思います。
午前中で試験が終わり、家に帰ってから、まずはゆっくり休みながら今日の試験を振り返り、明日の試験の準備をします。
時間にゆとりが持てたので、晩御飯もゆっくり食べて、早めに就寝できました。
1月の栄東中は、本番を想定した雰囲気を感じておく、ということでお試し受験しました。
第1志望校と併願校の2校への絞り込み
好きな部活がある、興味のある行事がある、偏差値との関係など様々な理由から、自分の志望校を決めると思います。
ただ、なかなか成績が伸びなかったり、過去問がとれなかったり、思うようにはいきませんでした。
うちの子の志望校は、栄光・浅野・逗子開成の順番。
なので、栄光と浅野を目標に取り組んでいました。
毎週、日能研の栄光対策講座にも参加しました。
しかし、うちの子の成績では志望校に合格できる余裕はありませんでした。
第1志望校の浅野、チャレンジ校の栄光の試験の特色が違いすぎて、追い込み期に両校を並行して対策することは非効率だと思いました。
最後の追い込みは、共通した対策がとれる浅野と逗子開成の2校の対策に重点をおくことに切り替えました。
結果としては、浅野、逗子開成とも合格をする事ができました。